Player note[語り](1)
ノースポイント
ニンフ像解決後
その昔、海の神ウコムに3人の娘がいた。
ある日、娘達は陸で3人の若い漁師の兄弟に会った。
娘達は人魚であることを隠し、楽しい時を過ごしていた。
しかしある時、娘の一人が漁師達に尾びれを見られてしまった。
恥ずかしさから娘達はウコムに頼んだ。「私達を石にしてください!」
願いは聞き入れられ、娘達は3つの小さな石像へと姿を変えた。
悲しんだ漁師達は、石像を海へ、大いなるウコムの下へ帰した。
この後、漁師の兄弟は大漁が続いて、幸せに暮らしたという。
その昔、海の神ウコムに3人の娘がおりました。
娘達はいつも陸に上がってみたいと思っておりました。
ウコムは愛する娘達の願いを渋々聞き入れ、3人を陸に上げてやりました。
日が沈むまでに必ず帰ってくるようにと、ウコムは言い、娘達も約束しました。
陸の上はすべてが珍しく、あっという間に夕暮れになってしまいました。
娘達は約束通り海に戻りましたが、明日も陸に行きたいと言いました。
3人はそれから毎日、夜明けと共に陸へ上がり、夕暮れになると海へ帰りました。
それが10日ほども続いたある日、娘達は3人の若い漁師の兄弟に出会いました。
漁師達と娘達はたちまち仲良くなり、楽しい時を過ごしました。
娘達の1人がふと気が付くと、夕陽は水平線の向こうに隠れようとしていました。
娘達はあわてて駆け出しました。
しかし、日が沈むと同時に、娘達の足は元の形にもどってしまいました。
追ってきた漁師達は大きな尾びれをくねらせている娘達を見て驚きました。
娘達は恥ずかしさのあまり叫びました。
「ウコムよ、わたし達を石にしてください!」
ウコムは愛する娘達の願いを聞きいれました。
3人の娘は3体の小さな石像に変わってしまいました。
漁師達は石像を拾い上げると、大声で泣きました。
そして、石像を海へ、大いなるウコムの下へと帰しました。
この後、漁師の兄弟は大漁が続いて、幸せに暮らしました。
<語り後の言葉>
「ここノースポイントでは海から何か引き上げると、すぐにウコムの下へ返して豊漁を願うそうですよ。」
ミルザブール
なし
オイゲン公は銀の戦士ミルザの盟友だった。
彼はミルザと共にサルーインとの決戦におもむくつもりであった。
しかしミルザは、彼にこの地に残るよう説得した。
彼は怒り、悲しみ、拒否したが、最後には受け入れたのだった。
オイゲン公は自らの盾をミルザに託して、言った。
「この盾が自分の代わりに君を護るだろう。」
戦いの後、その地にはミルザの遺品とその盾だけが残されていた。
オイゲン公は号泣し、遺品を持ち帰り騎士団を創設したのだった。
オイゲン公は銀の戦士ミルザの盟友でした。
彼はミルザと共にサルーインとの決戦におもむくつもりでした。
しかし、その前夜、ミルザは言いました。
「サルーイン後の世界を再建する人物が必要だ。それには自分よりも君の方が適任だ。」
オイゲン公は怒り、悲しみ、拒否しました。
しかし、ミルザと仲間達に説得され、最後には受け入れました。
オイゲン公は、ご自分の盾をミルザに託しました。
「この盾が自分の代わりに君を護るだろう。」
ミルザとサルーインの戦いの後、オイゲン公がその場所を訪れると、ミルザの持ち物とご自分の盾だけが残されていました。
オイゲン公は号泣し、ミルザの遺品を持ち帰り、騎士団を創設したのでした。
<語り後の言葉>
「オイゲンシュタット城の初代オイゲン公は騎士団の創設者ですよ。」
最終試練に行く条件を満たす
英雄ミルザは、最初から英雄だったわけではなかった。
数多くの戦いを乗り越え、人々の信頼を勝ち得て、
次第に英雄と呼ばれるようになった。
神々はついに、ミルザをサルーインと戦う者として選んだ。
ガレサステップの「太陽の祭壇」へと、神々はミルザを招いた。
ミルザは神々の最終試練を突破し、見事サルーインを封じた。
彼らもまた力尽きたが、エロールは彼らの魂を天界に引き上げた。
銀の英雄ミルザとその仲間は、天界の星として輝くようになった。
英雄ミルザは、最初から英雄だったわけではなかった。
数多くの戦いを乗り越え、人々の信頼を勝ち得て、しだいに英雄と呼ばれるようになった。
神々はついに、ミルザをサルーインと戦う者として選んだ。
ガレサステップの「太陽の祭壇」へと、神々はミルザを招いた。
「太陽の祭壇」は神々の最終試練の地へと続いていた。
英雄ミルザは、神々の最終試練を見事突破し、銀の戦士ミルザとして、サルーインとの戦いに赴いた。
ミルザとその仲間達はサルーインと戦い、見事、サルーインを封じた。
だが、彼らも皆力尽きた。
エロールは彼らの魂を天界に引き上げた。
銀の英雄ミルザと4人の仲間は、天界の星として輝くことになった。
<語り後の言葉>
「「太陽の祭壇」らしきものが、ガレサステップにあるようですよ。」
冥府に行く条件を満たす
トマエ火山の奥深く死せる魂のおもむく地がある。
冥府である。
その地は三邪神の長兄、デスによって治められている。
死の王はどのような悪しき者とも取引をする。
死の取引:ディールである。
かけがえの無いものを差し出せば、死の王の力を得ることができる。
トマエ火山の地下深く、炎帝フレイムタイラントの住みかよりもさらに深く、死せる魂のおもむく地がある。
冥府である。
その地は三邪神の長兄、死の王デスによって治められている。
死の王はどのような悪しき者とでも取引をする。
死の取引である。
かけがえの無いものを差し出せば、死の王の力を得る事が出来る。
<語り後の言葉>
「トマエ火山はリガウ島の南部にあります。本当に、地下に冥府があるのでしょうか?」
オールドキャッスルに行く条件を満たす
古き神々の時代には、巨人族が繁栄していたという。
しかし古き神々同士の争いが始まると、彼らも二つに分かれて
戦ったという。
争いが終わった時、巨人族はほとんど残っていなかったという。
わずかに生き延びた巨人族は、カラム山脈の奥地でひっそりと
暮らしているという。
ウソの村の東に、あまりにも巨大な城の廃墟があるらしい。 ―(注)
(注) 語り後の言葉の「ウソの村の東に、〜」を聞いてないと表記されない
マルディアスに今の神々が現れる以前、古き神々の時代には、巨人族が繁栄していたといいます。
しかし、古き神々同士の争いが始まると、巨人族も二つに分かれて戦ったといいます。
古き神々の争いが終わったとき、巨人族はほとんど残っていなかったといいます。
生き延びた巨人族はカラム山脈の奥地で、ひっそりと暮らしているといいます。
<語り後の言葉>
「ウソの村の東に、人間が作ったにしてはあまりにも巨大な、城の廃墟があるらしいですよ。」
シェラハ覚醒後
三邪神の妹シェラハは、エロールの光の力をしのぐほどの
強い闇の魔力を持っていたといわれている。
エロールはそれを抑えるために、ディステニィストーン
「光のダイアモンド」を作り、戦いを止めるよう自ら説得に行った。
エロールはシェラハの出した条件を認め、リングを彼女の指にはめた。
その瞬間、ダイアモンドの光の力と闇の力は打ち消しあい
シェラハは闇の魔力を失ったといわれている。
魔力を失った彼女は、人間となり世界をさまよったといわれている。 ―(注)
(注) 語り後の言葉の「魔力を失ったシェラハは〜」を聞いてないと表記されない
三邪神の妹シェラハは、エロールの光の力をしのぐほどの強い闇の魔力を持っていたといわれています。
エロールは闇の魔力を抑えるために、ディステニィストーン「光のダイアモンド」を作ったといわれています。
エロールは自らシェラハの下におもむき、戦いをやめるように説得したといわれています。
戦いに飽きていたシェラハは、戦いを止める代わりに、いくつかの条件をエロールに認めさせたといわれています。
エロールはダイアモンドのリングをシェラハの指にはめたといわれています。
ダイアモンドの光の力と闇の力は打ち消しあい、シェラハは闇の魔力を失ったといわれています。
<語り後の言葉>
「魔力を失ったシェラハは、人間となってこの世界をさまよったといいます。」
南エスタミル
暗殺者ギルド発生後?
かつて、ボガスラル海峡の両岸にはエスタミル王国が栄えていた。
王国には「幻のアメジスト」があり、永遠の繁栄が約束されていた。
ある時、一人の盗賊が王国からその石を盗み出してしまった。
その盗賊はディステニィストーンの力で盗賊ギルドを倒し、
エスタミルの闇を支配した。
ディステニィストーンを失った王国はおとろえを見せ、
ついにはクジャラートに滅ぼされてしまった。
かつて、ボガスラル海峡の両岸にはエスタミル王国が栄えていた。
王国にはディステニィストーン「幻のアメジスト」があり、永遠の繁栄が約束されていた。
さて、南エスタミルの町に一人の盗賊がいた。
その名は、ヨッティともヌーラとも言われているが、定かではない。
その盗賊は、王国から「幻のアメジスト」を盗み出した。
盗賊はディステニィストーンの力で盗賊ギルドを興し、エスタミルの闇を支配した。
王国は衰え始め、遂にはクジャラートに滅ぼされた。
<語り後の言葉>
「王国とディステニィストーンと盗賊ギルドを結びつけた、よく出来たお話です。」
メルビル
皇帝の奇病が発生するくらいの時期
バファルが生まれて間もない頃、メルビルの法は粗末なものだった。
そんなときやってきたのがユリウス=ユルヴァヌス。
彼は法を整備して、帝国の全てが法に基づくように改革を進めた。
一方、彼にはもう一つの功績がある。
彼の屋敷には、サルーインとの戦いの最中に失われた書物が
世界中から数多く集められていたのだ。
彼の死後、この書物を収めるために作られたのが帝国図書館である。
法と知識の二つを得て、バファル帝国は一層発展することとなった。
バファル帝国が生まれて間もない頃の物語。
メルビルには立派な宮殿が築かれておりましたが、政治の方はお粗末なもの。
役人たちの気まぐれで、人々の生活は動かされておりました。
そんな時、メルビルにやって来たのがユリウス=ユルヴァヌス、後の初代帝国大法官です。
ユリウスは法を整備して、帝国のすべてが法に基づいて行われるように、改革を進めました。
ユリウスは八十年の生涯をすべて法に捧げ、身寄りの無い子供を保護する法を作り上げた朝、亡くなりました。
しかし、ユリウスのもう一つの功績は、その死後発見されました。
ユリウスの屋敷には、サルーインとの戦いの最中に失われた古い書物が、世界中から数多く集められていたのです。
その書物を収めるために作られたのが、帝国図書館なのです。
法と知識の二つを得て、バファル帝国はより一層発展することになりました。
<語り後の言葉>
「ユリウスとは、どういう人物だったのでしょうかね?」
ローバーンかアルツール
アルベルトがナイトハルトに報告後
ローザリアと帝国の境にあり、常に争奪の地であったイスマス城。
難攻不落をうたわれたイスマス城に運命の日がやってこようとは!
その夜、イスマス城では祝いの宴が開かれていた!
しかし、邪悪なるモンスターどもは宴の後の隙を狙っていた!
突然襲いかかるモンスターの群れ! 城の兵士も必死の防戦!
だが最後には矢尽き刀折れ、イスマス城は落城!
無念、ルドルフ侯以下城兵はすべて、討ち死にした!
二人の子供だけが行方知れず。生きているのか、死んでいるのか!
ローザリアと帝国の境にあって、常に争奪の地であったイスマス城。
難攻不落をうたわれた、あのイスマス城に運命の日がやって来ようとは!
その夜、イスマス城では祝いの宴が開かれていた!
しかし、邪悪なるモンスターどもは、宴の後の隙をうかがっていたのだ!
突然襲い掛かるモンスターの群れ! 城の兵士も必死の防戦!
城主ルドルフ侯自ら剣を振るい、無数の返り血を浴び、真っ赤に染まった!
しかし、矢尽き刀折れ、イスマス城は落城した!
無念、ルドルフ侯以下城兵はすべて、討ち死にした!
二人の子供だけが行方知れず。はたして生きているのか、死んでしまったのか!
<語り後の言葉>
「イスマス城が落城とは…恐ろしい世の中です。」
クリスタルシティ
クリスタルレイクの場所を知っている
バファル帝国全盛期、レリア4世は女性だけの警備隊を作っていた。
ある日皇帝は戯れに隊長ローザ・ライマンの着替えを覗いたとき、
ローザの体に無数の傷が刻まれているのを見てしまった。
皇帝は彼女がいかに体を張ってきたかを思い、恥ずかしくなった。
彼はローザに領地を与えようとしたが、彼女が望んだのは
まだ帝国の領土ではないクリスタルレイクであった。
皇帝はそんな彼女の意気に感じ、ディステニィストーン
「水のアクアマリン」を与えたのであった。
バファル帝国が全盛期にあった頃、レリア4世は若い女性だけの部隊を作り、身辺を警護させていました。
ローザ・ライマンは、長年その隊長として皇帝を護ってきましたが、三十歳を過ぎて隊を離れることになりました。
皇帝は戯れに、ローザの着替えを覗き見しました。
他の娘達の美しい肌と違い、ローザの体には深い傷、浅い傷と無数の傷が刻まれていました。
皇帝は、ローザがいかに体を張って自分を護ってきたかを思い出し、恥ずかしくなりました。
皇帝はローザに領地を与えようとしましたが、ローザが望んだのは、まだ帝国の領土ではなかったクリスタルレイクでした。
皇帝はそんなローザの意気に感じて、ディステニィストーン「水のアクアマリン」をはなむけに与えました。
<語り後の言葉>
「こうやってローザリア王家にアクアマリンが渡ったという話ですが…本当でしょうか?」
ガトの村
凍結湖に妖精が現れる
昔、バルハラントの王の下へ悪魔がやってきて、言った。
「お前の魂と交換に願いをかなえてやろう。」
王は答えた。「氷の上に氷を割らずに城を建てたら信じてやる。」
悪魔は一夜にして、氷の上に城を築いた。
王はたいそう驚いたが、城を手に入れて大満足だった。
王は悪魔に言った。「お前に言う願いはない。帰れ。」
悪魔は答えた。「お前は賢い男だ。城はお前にくれてやろう。」
同時に湖の氷は割れ、王は城と共に湖の底へ沈んだのだった。
昔、バルハラントの王の下へ、悪魔がやってきました。
悪魔は言いました。「お前の魂と交換に、願いをかなえてやろう。」
王は言いました。「あの湖の氷の上に、氷を割らずに城を建ててみろ。それが出来れば、お前を本物の悪魔だと信じてやろう。」
悪魔は一夜にして、氷の上に城を築きました。
王はたいそう驚きましたが、城を手に入れて大満足でした。
王は言いました。「もうお前に言う願いは無い。帰れ。」
悪魔は言いました。「お前はたいそう賢い男だ。城はお前にくれてやろう。」
悪魔の姿が消えると同時に、湖の氷は割れ、城は王ともども湖の底に沈んでしまいました。
<語り後の言葉>
「本当のところ、あの城は誰が何のために、作ったのでしょうね?」
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