タラール族の歴史 |
アイシャ |
おじいちゃん! |
ニザム |
アイシャ! |
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きっとここまでたどり着けると信じていたぞ。お前もタラール族だからな。 |
アイシャ |
どうして、こんな所に隠れてたの? |
ニザム |
我らが守り神、大地の母ニーサのお告げがあったのだ。三度、神々の戦いが迫っていると。 |
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その戦いから身を守るために、ニーサの胎内とも言えるこの場所に隠れたのだ。 |
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昔、我々の祖先は幸せな生活を送っていたそうだ。 |
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だが、神々の戦いが始まり、天は崩れ、大地は沸き立ち、ほとんどの生き物が死に絶えた。 |
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一握りの祖先がニーサに導かれ、ここに逃げ込んで生き延びたのだ。 |
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戦いが終わると、神々は荒れ果てた世界を見捨てて去っていった。エロールとニーサだけが残って、新たな世界の父と母になったのだ。 |
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新たな神々、新たな大地、新たな生き物を産んだ。 |
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時が流れ、祖先たちが外へ出てみると、すっかり違う世界になっていた。山も川も草花も動物も知らないものばかり。 |
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住んでいる人々さえ、彼らとは違っていた。絶望した人々は地下に残り、我々の祖先は地上でひっそりと暮らすことにしたのだ。 |
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それが、タラール族だ。 |
アイシャ |
…わたしたち、人間じゃないのね… |
ニザム |
アイシャよ。 |
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もうどこへも行くな!ここで戦いが終わるまで、待とう。 |
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[PN追記・解決]タラール族消失 |
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